門幕(かどまく) ~2022祇園祭 新町通り 御池から四条まで~
7月の京都は祇園祭の季節です。
7/1~31までの1ヶ月間の祇園祭の中でも、7/17の山鉾巡行は大きな注目を集めます。
当店も山鉾の「山」の一つである郭巨山(かっきょやま)町にあり、7月に入りますと一気に祭りムードが高まります。
当店でも取り扱いできる商品はたくさんある中で、今回はハレの日に使う「門幕(かどまく)」に注目してみました。
門幕とは上下に分かれた幕で、上半分は白地に黒で家紋を入れ、下半分は1色染めで、向かって左に「〇〇氏」と白抜きに染めたものが一般的です。我々は「かどまく」と呼んでいます。「まんまく」「もんまく」の方が一般的かもしれませんね。
新町通を御池から南下、1つ目の門幕。
この幕の下半分は黄土色でしょうか、金色でしょうか。染めでは金を表現できませんのでこのような色になります。
さらに南下しますと山鉾の一つである八幡山(はちまんやま)町に。
八幡山さんでは、町を上げて門幕を掲げておられます。HPで調べますと2015年に新調されたそうです。→ブログ「八幡山の門幕」
この八幡山さんは、毎年の祇園祭の様子をブログにアップしておられます。今年のブログはコチラ。
八幡山町を過ぎると、それぞれのご家庭に門幕が。
ずいぶん年季の入った幕を発見。近づいてみますと、昭和50年7月のもの!
それぞれのお宅によって色が違うのが新鮮です。
こんなキレイな幕も見つけました。下半分を2色ボカシ染め↓
南観音山の町会所にも↓
今回、1つの通りを駅1つ分歩いただけで、これだけの門幕がありました。
来年は他の道のレポートもしたいと思っています。ご期待ください。
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今回は平岡専務がブログを担当しました。