優勝カップの「箱」の新調 ~30年の時を超えて~

会社近くの学区の体育振興会さまから、運動会用の優勝旗や優勝カップの修理を承りました。

優勝カップの箱を新調!
優勝旗用の金具です。カンが3つ!

今回、トランクも新調させていただきました。

1.カップの箱の新調

1995年(約30年前)に作られた優勝カップの箱を新調しました。

新旧の箱

30年以上前に作られたものです。

カップはまだまだ使えますので、今回は「箱のみ」の新調です。

箱の中には当時の新聞が。ブライアント、ダイエーホークス、王さん…懐かしいです。

懐かしいお名前が続々と!
モンタナ引退!この日だったんですね。
これを見てるだけでお酒飲めます。by専務

バブルの時代から30年経ちました。

その頃はボウリング・ゴルフ・運動会などが盛んに行われていたようですね。

先輩社員は「あの頃は毎日夜遅くまでトロフィープレートを彫刻していて、夜中に納品に行っていた」と申しておりました。

バブル期に作られたカップ・トロフィーの「箱」がそろそろくたびれてきています。

たかが箱ですが、されど箱。

お客様より「今後30年は保たせたい」との思いをお聞きしまして、、

紙製の箱の周囲に布を巻き付け、強度を重視した箱を納めさせて頂きました。


2.優勝旗の相談に。

※優勝旗の写真

表面
染めも刺繍もまだまだキレイです。
裏面
丁寧に上手な仕事がされています。壬生の辺りの染め職人さんでしょうね。

正絹に手染めの立派な優勝旗です。

日焼けの跡は少し見られますが、グレードの高い立派な優勝旗ですし、まだまだ使える状態です。

何より仕事が丁寧ですね。絹にこれほどキレイに染められる職人さんはあの人とあの人と…片手で数えられるくらいに減ってしまいました。

修理をするとなれば生地にも負担がかかりますので、まだそういう段階ではない旨をお伝えしました。

結果、このままお使いになることになりました。


3.トランクの新調

古いトランクを開けてみますと、寄付された方のお名前がギッシリと記されていました。

さすがにそろそろ限界が来ていましたので、こちらは新調をお薦めしました。

新たなトランクは24㎝巾のもの。

優勝旗一式が収納できます。
旗を入れる前はこんな感じ。

優勝旗(染め+刺繍がされている旗)を入れるには、このサイズ(24cm巾)のトランクが最適です。

写真のようにピッタリ収納できました。


4.金具を冠頭綬仕様に。

歴代の優勝チーム名が書かれたペナントをつけておられましたので、金具の交換を提案しました。

この金具はカン(ヒモを結ぶところ)が3か所ありますので、1つのカンには旗を、もう2つのカンにはペナントをつけることができます。

これまでの金具では1つのカンに旗もペナントも結び付けて、グチャグチャになっていました。

この金具を使うことで結果的に旗を結ぶカンがスッキリして、「旗への負担が減る=旗が長持ちする」というメリットがあります。

これまでの優勝チームの方への敬意を表すことにもなりますので、この金具はお勧めしています。


当店は旗の専門店です。

「旗のことならわかるんだ、作ってきたからわかるんだ♪」

これまで培ってきたノウハウを使い、新調だけではなく修理も行っております。

お客様が大切にしてこられた旗をより長く使えるようにするため、最適なご提案が出

来るのも専門店ならではのこと。

お手持ちの旗の心配ごとは、当店にお寄せください。

解決につながるご提案をさせて頂きます。

旗の専門店

京都・平岡旗製造株式会社

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