日の丸についてのアレコレ【新入社員の「はたづくり」奮闘記Vol.3】

新入社員ナカモトによる「はじめの3歩目」でございます。

カタログ「かも川」に、日の丸国旗があります。
入社してからも数多くの日の丸国旗の発注をいただいています。
ご注文、ありがとうございます。

この日の丸国旗におきまして、
140㎝×210㎝という、同じ大きさの日の丸国旗でありながら、
大巾二巾(おおはばふたはば)と
W巾一巾(ダブルはばひとはば)と、
二種類あることに気がつきました。

先輩に聞きますと、
大巾二巾(おおはばふたはば)は、
大巾(70㎝)の生地を二枚重ねるつくり方であり、
日の丸国旗には縫い目が出ますが、
W巾一巾(ダブルはばひとはば)は、
W巾(140㎝)を一枚でつくるため、
日の丸国旗に縫い目はありません。

これは、生地によって巾の設定が異なるために、
つくり方が異なります。

例えば、大巾二巾で使用される天竺木綿より、W巾一巾で使用されるテトロンツイルの方が、

引っ張り強度と耐久性が高い特性があるため、用途によって使用生地の選択が変わることになります。

なお、
写真は、大巾二巾の日の丸国旗になる前の染められた一枚分の生地です。

この一枚モノの生地を裁断して、縫い合わせて、つくられます。
同じ大きさの日の丸国旗で、生地によってつくり方が異なるという発想は、
もちろん、これまでありませんでした。

生地やつくり方が異なっても、
国旗こそ「喜びの旗」の象徴であります。

今後とも、ご注文、お待ち申し上げております。

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