大優勝旗の金具のお話し①(三方剣編)
夏の甲子園の大優勝旗(3代目)の金具についてのお話しです。
優勝旗は「2代目と同じデザインで」というご注文でした。
ですので旗のデザインは2代目と全く同じデザインでしたが、唯一形を変えさせて頂いたのがのが旗竿の金具です。その金具についてご説明いたします。
2代目の大優勝旗には冠頭綬(優勝校名が入ったペナント)が99校分つけられていました。重さと保存の観点から、「大優勝旗につけるのは100回大会以降のもの」と決められました。
となるとこれまでの99校のペナントはどうするのか?という疑問が残ります。その問題を解消するため、旗頭の中に歴代優勝校名をつづった紙を入れることを提案させて頂きました。
そもそも旗頭とは?
古い旗頭を預かりますとネジのところに紙が入っていることがあります。これは「魂(たましい)」と言いまして、祝詞や教育勅語が入っていることが多いです。旗頭はシンボリックなものというより、「旗に魂を入れる場所」という認識だったものと思われます。
過去99年間の歴代優勝校への敬意を込め、3代目の大優勝旗のここに歴代の優勝校名が入れることを提案しました。
第1回の京都二中から第99回の花咲徳栄まで、日本を代表する書家の真神仁宏さんに書いていただきました。
書を三方正面に初めて入れた時の模様はこちら。
この模様は決勝戦当日のNHKの朝のニュースでも配信されました。
三方正面以外の金具も工夫を凝らして作っております。そのブログ記事もご覧ください。
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